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京都迷宮案内

以前に京都にいったときちょっとひっそりしたところにある日本料理の店に入ったのだが。


ホテルのガイドに気楽に入れる店なんて書いてあったけど、
一見さんお断りっぽい雰囲気をかもし出している。
まず料理の値段が書いていない。おそろしい。

わたしと娘っこはふるふるしながらとりあえず2品くらい注文し、
旅先に行くとビールを飲みたくなる自分はビールも頼み店の様子を伺っていた。

そしたらば隣にいた60代くらいの男性が声をかけてくれてなんかいろいろ親切だった。
その人は店の常連らしい。先生なんて呼ばれている。店の人も甲斐甲斐しい。私らにまで。
そしたら本当に作家の先生だった。小説家らしく、「これからすごい美人をみせてあげるよ」
なんつって電話でミス京都を呼び出していた。

その後美人のミス京都に会い、世間話などしつつ遠くからきた旨をつげると
「今ね金閣寺は補修やってるから行かないほうがいいよ」と観光情報をおしえてくれた。
はなから金閣寺に行く気はなかったが「そーなんですか。ありがとうございます。」と
お礼を言うと「金閣寺の前に住んでるからさ~」とのこと。

小説ももしかして読んだことあったりして?と思いなんとか聞き出そうとしたが、
これは教えてくれなかった。純文と官能系っぽいが…?

官能系でちょっと名が通ってて金閣寺の前に住んでる小説家…。気になる。
気になるといいつつも今まできれいに忘れてたわけで、たまたま三島の話になって
金閣寺のことについての話題が出たので思い出したのである。


ところでこの京都旅行。
二人は観光というよりは確たる目的があり、
計画立てるのが大好きな自分は強行スケジュールを組んで回るところをピックアップしていた。

計画立てるのが好きといっても考えて組み立てること自体が好きなのであり、
そのとおりいかなくても別にいーやと0.5秒くらいで思う諦めの速さを持っている。
そして、予想外のアクシデントが起こった。予想外だからアクシデントなのか。

私らがいったその日に京都信用金庫で職員を人質にとっての立てこもり事件が起こったのだ。
御所へ行こうとバスを待ったが待てど暮らせど来る気配がない。
それもそのはず四条烏丸は封鎖されている。タクシーを捕まえどうしたのか聞いてみたら
親切なタクシーのおっちゃんがかなり詳しい情報をおしえてくれた。

この辺ははしょるが二人は祇園にいくついでに夜徒歩で立てこもり現場を見に行った。
警察がわんさとおり野次馬もマスコミも写真をバシャバシャとっている。
我々はすぐ人ごみに酔いどれ早々に立ち去った。
次の日には解決したとのニュースが流れその後のスケジュールをこなしたのである。
2002年の暮れのことだった。


そんな京都の思い出
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