エスター

これはつまり、
「赤ン坊少女タマミちゃん」である
しかし、最大限に違うのはエスターが美少女だということだ
とすれば
これは「洗礼」に近いのかもしれない
怖さは洗礼の域ではない
「14歳」にもこのようなキャラが出てくる
アメリカ大統領の息子、アメリカくんと対立する美輪明宏似の子供だ
とにかく、いずれも楳図先生の作品をついあげたくなってしまう一作
エスターも美少女であるが、
養子に貰われた先の家の子供、エスターの妹となるマックスもこれまたとんでもなく美少女
しかし制度に慣れてないから解せないのかもしれないが、
この夫婦は2人血縁のある実子がいてなぜ養子をもらおうと思ったのだろう
ある出来事から心の平安をとりもどしたいという行為にでるのはわかる
で、養子縁組
なぜだ
日本は現在2.6人で高齢者を支えてるところ20年後は1.8人で支えねばならん状況で
自分の子供を産み育てることさえ拒む傾向もある中、大変な奉仕精神ですね
汝の隣人を愛せよアーメン
日本ではカナダやアメリカほど(映画の設定はカナダ)、
孤児を引き取って育てるという感覚が一般的でないからか
モヨっと始まったが始まってしまうと目が離せない感じだ
もっとエスターの過去を掘り下げてもよかったかもしれない
あと…
マイケル・ムーア監督の、
ボーリングフォーコロンバインで
カナダ人は家に鍵を掛けない、ということをかなり強めに言ってたが
どうなんだろう
本当なんだろうか
本当だったならやっぱ鍵はかけたほうがいいんじゃないか
あるんだからさ
かけないなら鍵つけなくていーじゃん
でもかけないらしい
だから
エス夕ーはロシアからきたので、
バスルームを使うとき鍵をかけてて注意されちゃったんですねわかりますとも
終始、雪景色でカナダのトロントは美しく、
この景色がもっと寒いエスターの本質を現しているようで
なんだか無碍にできない
恐ろしいかといわれると
恐ろしくもあるのだけど無碍にできない
そんなところも赤ン坊少女タマミちゃんを思わせるんである
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