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プレシャス

最近少し避けていたのもあって、
久々にヘビーな映画

内容も体重もヘビーだ

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プレシャスとは宝物という意味
わたしの宝物
人は生まれるとき誰しも何かになれる可能性と
愛される未来を含んでいる
宝物という名の子供
それがこの映画の主人公、16歳の女の子
クレアリース・プレシャス・ジョーンズ

プレシャスはニューヨーク・ハーレムに暮らす16歳の黒人少女
彼女は2人目の子供を妊娠している
1人目は障害をもって、台所で産み落とされた
その父親は、実の母親の恋人
つまり、10歳にも満たない頃から性的虐待を受け続けていた
母親には自分の恋人を寝取った女という扱いをされ、心も体も虐待を受ける
そして母親は娘に嫉妬しながらも、その性的虐待を止めることはできない
自分が捨てられるから
親からそう教えられてきたから
同性愛は罪
子供を堕胎することは罪
しかし生まれた子供を自分の自由にすることは罪ではないから
プレシャスもそう教えられてきた
でも自分にやさしくしてくれるのは肉親でなく
母親が忌み嫌い、罪だといってきた人たちだった

自分と関わる重要な位置にある人間を「太らせたい」心の病気がある
太らせたい病、フィーダー
これとは目的が違うのだが…
母親もプレシャスを太らせようとする
貧困で文盲で体型的にも不健康なほどに
誰も、彼女を相手にしなくなるのを望むように
食べる物もないほどの貧困ではないからこれほど太るのだが、
生活保護を受けながら安く安易な食事を摂り続けるならば金持ちより貧乏人の方が太るのだ

プレシャスが強いから耐えてこられたのだ、とは全く思わない
持っていない人間が自分が持ってないことに気づくのは、持ってる人間と接したときだろう

気づきたくないことに蓋をするように
嫌なことがあったときに妄想の世界へ飛んでゆくプレシャス
それ以外自分を保つ術はない環境
気づいて、初めて違うことに悲しくなる
気づくから満たされない自分を見つける
気づくことはとても大変なことだ
彼女はそうするしかできないから諦めてきた
負の輪廻を断ち切るには気づかなければならない
なんて怖ろしいことでしょうね

母親の気持ちも
観客は同意できない方がいい
わからない、といって批判だけできるのは幸せなことだ
こんなことは他山の石と
感じる感覚が健全だ

輪廻を断ち切るのは花しかない
花を咲かすしかない
そう思って実行することがどれだけ大変なことか
簡単に言ってくれるなよ

それでも優しい手や言葉が必要で
気休めは気が休まるならその言葉が真実にならなくても十分
自分を見つめなければ抜け出せなくて
やさしい手が確かに和らげて
シベリアにも花が咲くことも

もしかしたら

この話は20年前の設定で、具体的な実話ではないけれど
このような環境は現実に存在していること
気づくのは辛いことですね

プレシャスと名づけたときの気持ちを
ずっと持ち続けていたい

そして自分のプレシャスをみつけたなら
紡げるように
紡いでいけますように
次にあなたが渡せるように
渡せますように

愛しているよ



2011年02月06日(日)分  転記
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| 映画 | 00:00 | comments:4 | trackbacks:2 | TOP↑

COMMENT

観たいと思いながら
結局レンタル店の棚に戻してしまうって作品が
何点かあるけれど
この「プレシャス」も、そう。

未見ではあるけれど

>持っていない人間が自分が持ってないことに気づくのは、持ってる人間と接したときだろう

この指摘は凄い。

| kazoo | 2011/10/03 11:09 | URL |

この映画、

実は俺も借りているのに未観のまま...

気持ちがソノ気にならないと観れない気がしてる...

だから観たらこの記事読むwww

| nada | 2011/10/03 20:32 | URL | >> EDIT

kazoo さん

題材は重く、作風は序盤、重くなく描いています
わたしは母と子ものにはどうも感情移入しやすいのです
重くないという感想も多々あるようですよ
それは人によると思います

> >持っていない人間が自分が持ってないことに気づくのは、持ってる人間と接したときだろう

他の国の子供たちの生活
TVや映画でみることが偶にあります
前にもスラムドッグ$ミリオネアの感想で少し触れたことがあるのですが、

>スラムドッグはそのラインの低さにまず日本人はなじめない
>物語の中としてはなじめるかもしれないが、
>実際に自分がこの物語の中の登場人物と同じ目にあうとしたら
>この中の人たちのように達観できる日本人はどれくらいいるのだろうか
>もちろん、インドでのことをかいた映画なのでカーストという意識も影響している
>それにしてもわたしたちが「ひどい…」と思うことも、「仕方のないことだ」と受け入れる人々が映し出される
>日常の過酷さが感じられ、しかし「過酷」と、日本人が感じようと、
>この環境で暮らしてきた者たちは、わたしたち(日本人)に比して、思っていない
>過酷であることが当たり前の日常であるのだな…ということが思い知らされる

これは対岸にいる者の感想です
向こう岸にいる子供たちは、生まれたときからその環境に慣れて育っていれば
それが普通だと思うでしょう
対岸の者が可哀そうななどと言うことはおこがましく上から目線であるとわたしは思っています
いましている生活以外に違うものがあると知った時、
いろんなことに気づくのだと思います
つまり知恵の実を食べると苦悩もやってくるということなのでしょうね

プレシャスはもちろん、今の状況がいいとは感じていなかったでしょうが
深く考えようとせず逃避していた
しかし逃避しているだけでは断ち切れないということに他の世界と触れたことで気づいたのだと思ったのでした

| おくやぷ | 2011/10/04 05:51 | URL | >> EDIT

nada師匠

> 実は俺も借りているのに未観のまま...

ですか

>
> 気持ちがソノ気にならないと観れない気がしてる...

わたしもスリーパーズまだ観てない…

>
> だから観たらこの記事読むwww

えへへ

| おくやぷ | 2011/10/04 06:00 | URL | >> EDIT















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