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家畜人ヤプー(再)

この長い小説を
また少し読み返している

「正しい」と主張することは
なにゆえに「わざわざ」主張するのかと考えれば
それに反する、相対するものが存在するからだろう

なんでもそうであるが
当たり前すぎることは意識の上にものぼらない
自由であることは
本当に自由なモノはそんなこと考えもしない
気にしない
と言ったときには既に気になっている

立場や主義主張を唱えるときは大きく何かを意識している
ザ・コーヴに関する資料を読み
なぜだか
この小説を読み返したくなった
三島が傾倒したのも、なんとなくうなづける気がした

おそるべく主張しないこの小説は
その世界観が当たり前過ぎるほどに当たり前で
なんの言い訳もしないわけだ
補足しないわけだ
これをリメイクした作家さんには
その作家さんの「観」が入る
なんという試金石だろう

以下、以前に書いたもの抜粋
------------------------------------------------------------

ヤプーは石ノ森先生の漫画では読んでいた
小説は初
長い
なぜにこんなに長くなるのか
それは、描写にある

実はこの題材、まったくもって漫画向きなのだ
特異なその世界観や、ヤプーの生態、形状を現すのに膨大な情報量が要る
ヤプーの形状、その異形をみてとるには視覚が一発である
それでもあえて、小説で読んでみると、
文章であらわすことにとんでもない意義があると改めて思った

人のイメージはどのようにして成るか
今までの経験則や、実際に目で捉えたことがあるもの、
その様々な蓄積されたデータにより頭に浮かぶイメージ
これを実は誰かの視覚で捉えることは、自分のイメージになりえないのだ
先に漫画を読んでいたことをとても残念に思った
わたしはどうしても石ノ森先生の視覚で捉えてしまう
これは読まなければよかったではなく、
後から読んだほうが「楽しめた」という意味合いである

その後、江川達也氏のヤプーも読んだ
うーんなるほど
やっぱり初読みは原作
それからいろんな作品を見るのは、その作家の観をみるということだ

なので、この小説においては、
小説のファンだからという視点ではわたしは他の人が描いた作品をみない
他の人が描いた、その人自身にわたしが興味がある場合、面白い試金石になる
それが「家畜人ヤプー」という小説、題材だと思う

最初に書いた意義とは
わたしは台詞のおおい小説はあまり好まない
ライトノベルも読むが(首藤剛さんあたりはかなり好き)
なんであまり読まないかというと説明しすぎなんだよ
人間がさ、人間と話すとき、あんなに説明するか?
表情や仕草でわかることがある
それは小説では確かに表現しにくい
だからこそ、このヤプーは漫画向きな題材だと書いた
しかしながら、そこをあえて表現し、作者に提供されながらも
作者に染められないイメージを持つことができる
そのト書きにより、表現により、視覚でない情報をもらって視覚のイメージを頭に浮かべる
台詞を書きすぎると、想像力が欠如する
と思う
自分はそうです
ということを改めて認識する本当に面白い題材だと思った

けど、明るい気分にゃならないね
特に日本人ならね


※ 追記

なぜ「家畜人ヤプー」を禁忌と感じるか
それは倫理観がないからです

人間の尊厳とか、倫理観を扱った作品は他にもあり、
その中で目を覆うような描写も間々あります

例えば、森村誠一氏の「悪魔の飽食731部隊」なども
人間を人間として扱っていない類のテーマを扱った作品ですし、
アウシュビッツの関連などもそうでしょう

それでも、その中にこれは人の道に背いている…という
倫理観が前提にあり、その中で非人道的な描写があるわけです
「倫理観」は存在しています

しかし、このヤプーは
そういったものがないのです

人間は他の生命を摂取しなければ生命維持できない動物ですが、
果たして「家畜」そのものに感情移入をするか

見せ掛けの感情移入ではなく、本当に心底そう思うなら人類は餓死するしかない
そのヒエラルキーの上位に位置するものが下のものに向ける目
そこに感情をいれるわけにはいかないのです生きるのならば

そして、漫画では少し倫理観を感じたのですが、
それはその作品を自分の中で表現した、石ノ森氏と江川さんの倫理観であると感じました
なぜなら小説にその「観」を感じられなかったから

この小説の中では
家畜=ヤプー=黄色人種=日本人

感情も知能も、言語の疎通もあるそういった人種が「家畜」である設定です
そこに今現在まかりとおっている「倫理観」がない

そういう意味で禁忌だと言いました

そして「面白い」とも

生理的嫌悪を感じる人もいるであろう、向き不向きががっつりわかれる小説だと思います


追記おわり



わたしにとってesというのはこわい映画にあがる
なぜあれが怖いかというと、自分もあのようになり
抗えないだろうことがわかるから

同じく倫理をぶち壊すものとしてヤプーをあげる
でもこれはぶち壊すというよりは取り込まれる

ただこれが読めるときは余裕があります
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COMMENT

(*^o^*)/

引っ越し頑張ってるネe-266
体調は良くなったのかしらんe-75
ニュースみたら雪で真っ白だったヮ
風邪は。。もうひいてるから( ´艸`)
悪化しなぃようにネ!!

| けぃこ | 2011/11/23 18:22 | URL | >> EDIT

これ、

前に書いてる時に、
よんでみよーっと思ったら

旭川の図書館には
下巻しかなかったので
がびーーんってなったやつです笑

こんどはマンガでさがしてみます!!


| モラン | 2011/11/24 21:25 | URL |

けいこちゃん

> 引っ越し頑張ってるネe-266

がんばてる
あたかもしれない


> 体調は良くなったのかしらんe-75

そこそこ


> ニュースみたら雪で真っ白だったヮ
> 風邪は。。もうひいてるから( ´艸`)
> 悪化しなぃようにネ!!

ありがっとー

| おくやぷ | 2011/11/27 11:34 | URL | >> EDIT

モランさん

> 旭川の図書館には
> 下巻しかなかったので
> がびーーんってなったやつです笑

これですね、
小説掲載中も(リアルタイムではもちろん読んでませんが)
内容に問題あったりなんだりで
出版社を転々としているのね
だから最終的に出版されたものもなかなかそろわないという
現代はリメイクブームだから
復刻版でもでれば一気に読めるかもですね
でもこれ長いんだよねー…
グインサーガよりは短い


> こんどはマンガでさがしてみます!!

石ノ森版は廃版ですね
江川版はけっこう簡単にみつかるかな
でも途中なはず…

なんだかいろいろ中途半端!

| おくやぷ | 2011/11/27 11:38 | URL | >> EDIT

こんにちは
石森氏の作画だと思われていたのはシュガーさんが描いたものだったらしいですね
確認したところ、最初の単行本といわれる都市出版社版は最新の復刻版と同じでした
最初からシュガー氏が描いていたということなのでしょうか

しかし私は石森の009の頃の絵のヤプーを見たことがあるのです
あのチンチクリンな絵で描かれていたのです あれは何だったのでしょう
wikiにも無いもっと古い石森氏が書いたヤプーがあったのだろうか
それとも途中の加筆で石森氏本人が描いたものがあって、
また変更されたのでしょうか

| moon | 2012/09/03 12:33 | URL | >> EDIT

moonさん

> こんにちは

こんにちは

> 石森氏の作画だと思われていたのはシュガーさんが描いたものだったらしいですね
> 確認したところ、最初の単行本といわれる都市出版社版は最新の復刻版と同じでした
> 最初からシュガー氏が描いていたということなのでしょうか

くわしいところはわかりませんが
あれだけ多くの連載を同時にかかえていた先生ですから
そういうこともあるかもしれませんね
さいとうたかを方式


> しかし私は石森の009の頃の絵のヤプーを見たことがあるのです
> あのチンチクリンな絵で描かれていたのです あれは何だったのでしょう

石ノ森先生は幻摩大戦もなんかいも描いたり描かなかったりで、
途中で連載ストップしたりということは珍しくない方だったので
そういう類で描かれていたのではないでしょうか(憶測)


> wikiにも無いもっと古い石森氏が書いたヤプーがあったのだろうか
> それとも途中の加筆で石森氏本人が描いたものがあって、
> また変更されたのでしょうか

wikiは必ずしも合っているわけじゃないですものね
当時のことを知る人がいれば聞いてみたいですね

| おくやぷ | 2012/09/14 06:43 | URL | >> EDIT















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