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八日目の蝉 【映画】

どうにも身動きができない
どうやって出てゆけばいいんだろう
あんたとなら出ていける気がする

大人になってから
感情のラインにくっきりと溝をみる時がある
愛について不満が出るときは相手に自分を委ねている
諦めの概念がない
経験によってあきらめることはあると思う
でも基本、あきらめない、というか我を通せる
どうして自分の気持ちや想いをわかってくれないのだろう
どうして誕生会をやってくれないのだろう
どうして一緒にいられないのだろう
どうしてと思うときはこの状況に身を置く自分が不当だと思っている
不当な扱いを受けている、と
それを当たり前のように主張できるのは自分が相手にとって価値ある人間だからだ
もしくは疑問なくそう思える人(実際は違ったとしても)
何をできるでなく存在だけで愛されるというコアがあるのだろう

存在だけで愛される自信はいつコアをつくる
小さなとき
つのつく年齢の時
しっかり作られなかったコアは
なんとかコツコツ巻きつけた層をとても簡単に吹き飛ばすことがある

えりな(かおる)はコアを作ることができなかった
そして、初めて自分が求められていること、自分が許されることに心が囚われる
「あんたは何も悪くない」
もしこの言葉にとても深い意味がなかったとしても
心を囚われ扉を開いてしまうのはこれも仕方のないこと

えりなは赤ちゃんの頃、誘拐されている
父の愛人(永作博美)と、4年間を過ごした
その後保護され、本当の親の元に帰ったが、実の母とはぎくしゃくしてうまくいかない
母親は懐かない実の娘をみて愛人が憎くてたまらない気持ちを娘にぶつけながら育てる
父親はなにもしない
誘拐されたえりなは、誘拐した愛人(永作)に、
実の娘のように慈しまれ、「かおる」と呼ばれていた

人は結論を出したがる
こういうことだねってまとめたがるけれど
何も動かない動かせないことが確実に存在して
そんなときは口をつむぐしかない
はっきりとは、何もわからなくていい気がする
わかっていてもできないことがたくさん在るから

この映画を観ていると、
心がすごく揺さぶられて心臓が痛い
心に残る
好きとも嫌いとも言えないが心臓が痛い
誰が悪いとかこうしたらよかったのにとかどうにも考えにくい
ただ「在ること」を実感する
この映画は男性が不在だ
出てはいるが
男性の意思、責任、感情
詳しく描かれていない
男性側の心理描写がない
その存在感の薄さがまた、
女が男を男が女を
心底理解することはない溝を感じる


地上に出て1週間しか生きない蝉は八日目には何をしているのだろう
蝉ではない人間には八日目がある
結晶のような時間を過ごした後も
生きてゆく
壊れそうなコアにいろんなものを巻きつけて
吹き飛ばされなくなるかもしれないね
これは生きないとわからない
わからない、わからないよ
Something



これを観て腑に落ちたことがある

なぜ「ラプンツェル」を観てめでたくない気分になったのか

感情の機微が合わない、と書いた
切り替えのはやいラプンツェルの気持ちに違和感がある、と

つまり八日目の蝉のような感情をわたしが持つからだ
実の親じゃなくても数年間愛されて育った記憶を
なかなかすぐに捨てられない

愛された記憶は疑いたくはないよ
でも違う、ということを受け入れるしかないときもあるんだろう

そいうことなんだな
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