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太陽はいつも雲の上に

三浦綾子記念文学館
120208_1227~01

敬愛する三浦綾子さんの文学館は氷点の舞台となった見本林の入り口に佇んでいる

わたしが初めて三浦さんの小説を読んだのは小学3年生の時
「太陽はいつも雲の上に」
これは三浦光世さんと三浦綾子さんのご夫婦で執筆されたエッセイ
関連記事「三浦綾子さんについて

9歳の頃
わたしは小さな頭で
いろいろ考えていることがあった

当時わたしの母は心臓病で、入退院を繰り返していた
後天性の弁膜症を発症した原因は出産時のリウマチ治療が適切でなかったからだ
ごはんをつくり、掃除をし、弟の面倒をみながら、
小さな頭は、自分を妊娠していた時にかかった病気で母が現在病気になっていることを考えていた

口にはしないが頭の奥底でいつもいつも思っていた
当時は身体障害認定もされていなかったので医療費も多くかかる
奇しくも家庭の財布をあずけられたため、経済状況はなんとなくわかっていた
わがままを言うこともなく親に甘えることもなく
これが当たり前の状態だと思ってきたのは負い目があったからだと
いまは思う
あの頃はいつもそんなことを考えていた

そんな中で出会ったのがこの「太陽はいつも雲の上に」

三浦さんは敬虔なクリスチャンで彼女の小説はいろんな小説があるが
大きく共通したテーマがある
それは原罪
キリスト教のテーマでもあると思う原罪

原罪というのは生まれたときから背負っている罪のこと
生まれた瞬間からなにも知らない赤子も背負っているという
わたしはこの考えには納得できないし、共感することもないけれど
厳しい戒律を守って敬虔に人生をおくられた三浦綾子さんを尊敬してやまない

「太陽はいつも雲の上に」の中で、病気についてかかれている部分がある
三浦さんは
脊椎カリエスを患って13年間闘病生活をしたのは
わたしはその試練に耐えられると、選ばれたからだ、というのです

読んだときは、どうして選ばれたのが母で
わたしではなかったんだろう
そう考えた
小さな頭は大人の真似事を強制的にやっていても世界が狭くて
なかなか考えていることから抜け出せない
あの頃の自分は雲の下にいて
その上に太陽がある、と思えていなかった

この想いが本を読んで一気に解消される、
そんなことは起こらない
それからもずっと考えていた
ただ変わったのは厚い雲に覆われている隙間から光が漏れるということに気づいたことだ
10代で母が死んだ時も思い出すのはこの本だった
太陽は、いつも雲の上にあるんだろう
哀しいまま虚しいまま
それでも自分を支えたのはこの本だと思う
節目節目にふと思い出す

120208_1133~02

窓からみえる景色
寒そうで美しい
太陽ははっきり見えない
肌で感じることもこの季節あまりない
それでも太陽はいるんだろう
あの厚い雲の上に

120208_1155~01

見本林の松の幹にリスの巣箱がみえる
厳しい冬の優しい風景


この日
三浦光世さんにお会いすることができた

自分がお二人のファンであること
小学3年のときに初めて著書を読んで、その後ずっと読み続けたこと
「太陽はいつも雲の上に」を読んで心が支えられたこと
伝えられた
感激

文学館にはいり、他の方とお話されていた光世さんは、
帰り際、ふとわたしに視線を向け
優しい笑顔で話しかけてくれた
88歳になられた光世さんは背筋がピンとしてまっすぐわたしの目をみてお話をされた
にこやかな口元から静かで、でもはっきりと柔らかい声でお話される
じっとみつめるのに刺さらない
光世さんはこの眼差しで三浦綾子さんをみつめていたのだろう
雨の日も風の日も雪の日も
いつも雲の上にある太陽のように


外にでると天気はくもり

厚い雲が覆った空から筋ではない光がはいる
雲の上の太陽が隠しきれない光を
覆われた向こうから放っている
空からは雪がはらはら舞い落ちてきた

120208_1226~02

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| 小説 | 15:25 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

よかったネ!!

ずっと好きだった人に思いを伝えられるの嬉しぃょネ
美しぃ雪景色圧倒される。。。
キレィ
雪祭り開催NewSみたょ
今年もP-1グランプリやるの〜?

| けぃこ | 2012/02/09 11:57 | URL | >> EDIT

けいこちゃん

> ずっと好きだった人に思いを伝えられるの嬉しぃょネ

自然に笑みが
なんかたぶん話しかけられる前に
わたしニコニコしていた
光世さんだ~と思って
ニコニコしていた


> 美しぃ雪景色圧倒される。。。
> キレィ

きれいだよ~


> 雪祭り開催NewSみたょ

雪祭りは札幌だyo
旭川は冬祭りね
で、たぶん今やってるな


> 今年もP-1グランプリやるの〜?

今年限りって去年書いただろ
でもいくかな~
毎年いってるもんね
行くなら最終日だな
賞も決まっているころだし
そしてその賞を無視してぷさんが選んだぷさんのためのグランプリをやる
やるんじゃんP-1!って話だよ

| おくやぷ | 2012/02/11 01:39 | URL | >> EDIT















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