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BECKについて

関連記事→「BECK 鑑賞 3歳児の嘘くらいバレバレ

上記は公開初日、劇場で鑑賞し書いた感想です。
長いですが、ざっくり感想を言うと「複雑だ」
これで〆ています。

その後、コメントをいただき、トラックバックをいただき、
それ以外の方々の感想も、いろいろと読ませていただきました。
そしてまた、ややしばらく考え、自分の思うことを書きたいと思います。


コユキを歌わせなかった件

これについては最初に書いた感想と結論は変わりません。

「これしかなかっただろう」です。

複雑です。
勝負して欲しかった気特ちもあります。
しかし、しっかりその音を出してしまったとき、わたしは本当に納得しただろうか…と考えてみたんです。

どんな音を聴いても納得しなかったかもしれませんね。
なぜかというと、わたしはここが作品の核だと思っているからです。
BECKの。
BECKという物語の揺らがすことのできない部分だと思っている。
漫画通りにやってくれ、というのとも少し違います。

前から言ってきていることですが、
映画は映画として、小説や漫画とは違う媒体で表現する意義がほしい。
以前に記事を書いています。
関連記事→「藍よりいでるか?  」
今までにいくつか、原作の中で歌っている人々が出てくる映画をみてきました。
良いと思うものも、イマひとつと思うものもありました。
実際に音が出ることで説得力を増した作品もあります。
それぞれの作品の中で、歌が重要なものであったり、エッセンスに使われていたり、
ポジションもまた、違います。

BECKにおいては、
「世界を魅了するコユキの声」が、
どうしてもどうしても譲れない。
これは原作を読んでいるからのこだわりなのかもしれませんが、
そこをはずすと「BECK」ではない。

わたしはこの作品に対してはそう考えています。
だから、上手い・下手さえも問題外なのです。

そう考えると、誰の声を聴いても納得しなかったかもしれませんね。
ゆえに、最初の結論、「これしかなかった」なのです。

しかし、複雑です。
それは、観る前には(コユキの声が聴ける)という期待と不安がいりまじった思いであったから。
半ば、覚悟していたわけです。
とうとうコユキの声が実体化するんだな、と。
そして、映画では一度も歌わせなかった。
肩透かしをくらったようですが、このやり方しかないかも…とも思いました。

本当に素直に正直に、心の中をみつめてみると、
歌ってほしくて歌ってほしくない。
この矛盾した想いが本当の正直なところです。


映画でも、
震えたかった。
痺れたかった。
でも実際にコユキの声を聴いたらファイブナイン、がっかりしていたと思います。

佐藤君がどうこうではない。
わたしのBECKに対する気持ちの問題です。


では、歌わせなかったこの映画に震えたか。
それもないのです。
映画のコユキのシーンで震撼することはなかったのです。

他にどんな方法があったのか。
それも思いつきません。



「4分33秒」という曲があります。
これは、ジョン・ケージという作曲家の曲で、
この曲は4分33秒間、無音なのです。
わたしは一度、この曲をリストに入れているコンサートに行ったことがあります。

本当に、無音です。
演奏をしません。
そこには演者だけがいて、音を全く出さないのです。
CDも出ています。
それも、もちろん4分33秒間無音です。

その間、音楽は聴こえないか。

いいえ、聴こえるのです。
自分だけの音楽が流れます。

それまでの演奏、
まわりの状況、
自らの想い、
いろんな要素が相まって、
自分の中に音楽が流れました。

そのとき、同じ場所にいて、今まで同じものを聴いていた人々は、わたしと同じ音楽を聴いたでしょうか。
おそらく、全く同じ音楽を聴くことはなかったでしょう。
しかし、みなが聴いていたのはどれも同じ、

「4分33秒」

なのです。

わたしが映画のBECKに求めていたものはこれだと思います。
わたしの中で音楽が流れること。

だから、今回の方法でいい、と思い、
思いながらも観終わった後、音楽が流れなかったことに複雑な気持ちになったのです。

わたしは音楽も映画も素人ですし、
もらうばかりです。
だから、
だからこそ、
わたしの思いつかない方法で、度肝を抜いてほしい。

BECKを楽しめなかったわけではありません。
映像になったときの面白さはあります。
ただ、わたしが一番期待し、不安だった部分。
その部分がスッキリすることなく、先おくりされたような。
でも、これしかないような。

肩透かしをくらって、そんな複雑な気特ちになったのでした。

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